私は、クリニックの看護師として、看護の業務の中でアロマトリートメントで関わる時と、
ボランティアでアロマトリートメントに関わる時があります。
どちらも癌の末期の緩和ケアでの関り。
どちらもやってみて、最近思うこと。
それはね、看護師として関わる時の方が
関りが深いと実感します。
患者さまとアロマトリートメントで手を触れて関わると、
安心してゆっくり休まれます。
痛みも和らいで、苦痛で眉間にしわがあったのが、
笑顔にほころんでくることもよくあります。
癌に限らず、闘病中、治療中って、
ツライってマイナスが減ってくることはあるけど、
心地いい♡って、プラスの感覚、プラスの出来事って少ないん。
でも、トリートメントって、プラスの感覚を感じて頂ける。
これは、看護師として関わっても、ボランティアで関わっても同じ。
違うのは、看護として関わると、続けて関われる。
トリートメントって、ほんとにその方のそばに寄り添ってる。
肌を通じて、気持ちも寄り添ってくるのが分かる。
そしたら、安心して、お互いに信頼関係が深まってくる。
それが癒しとなって、「死」に向かう最後の仕上げをされる力になっているように感じるのです。
ご家族は、この様子を見たり感じて、送り出す勇気となっているように思うのです。
看護の中で「患者さまに寄り添う」「聴く」ということは大事とされています。
アロマトリートメントで関わると、肌を触れながらそばに寄り添ってる。
手を通して、患者さまの心を聴いてる。
自分の職場で看護としてアロマで関わると、
この大切な感覚が、らせん階段を上るように続いていくように思うのです。