気持ちが通じた。それが嬉しい。

「気持ちが通じた。それが嬉しい」
これは、アロマトリートメントで関わってる患者様からの言葉で、
この言葉と共に、ポロリと涙を流された。

私は在宅緩和ケアを行っているクリニックで、
癌の末期の方にアロマトリートメントを行っています。

 

トリートメントで関わる中で、こちらも涙が出そうな言葉を頂くことがあります。

 

今回のお言葉は、他愛なく今までに行った旅行の話をしてた時のこと。
その中で「それってこういうことですよね」
と何気に返事をしたときの出来事。

話の内容ではなくって、同じように思ってくれた、
理解してくれたって感じて、気持ちがほどけたんだと思うんです。

 

 

アロマトリートメントを通じて関わると、気持ちが通じ合うことは多いように感じます。
私の手と患者さまの肌を通じて、気持ちが行き来しているんですよね。
その中で、フッと気持ちがほどける瞬間があるんです。

これが「癒し」でしょうね。
人は癒されると、前に進んでいく力が湧いているように思います。

前に進む先が「死」というものであっても。

死というものは必ずやってくる。
でも、経験したことがないから不安なこと。

そこを受け止めるために、癒しの力って大事だと思うのです。

私の看護の現場でのアロマトリートメント、
旅立ちのお手伝いでもある。

 

 

 

ご縁があった方との時間、これからも大事に関わっていこうと思うのです。