クリニックの患者さまとのアロマトリートメントの出会い。
Aさまはがんがおありで、気丈に身の回りのことはされているけれど
倦怠感が増してこられてます。
表情もさえないことが多く見受けられます。
そんなAさま。
アロマトリートメントを提案すると、
「?アロマトリートメントって何?」
といった表情。
でもご家族は、
「アロマトリートメントをしてもらえるって、いいじゃない♡
ひとまず試しにしてもらったら?」
と、アロマトリートメントが開始となりました。
Aさまは、下腿に浮腫があり、冷感もありました。
まず足浴をしてから、トリートメントを行いました。
浮腫が少し軽減し、脚が軽くなったと喜ばれ、
別の日の診療の時には、トリートメントの後
より排尿があったと報告してくださいました。
トリートメントする時の香りは、まずは患者さまの好みを大事にしています。
患者さまが選ばれる香りは、いちばんリラックスする香り。
必要な香りを選ばれているのです。
選ばれた香りは、ベルガモット。
トリートメントが終わってすぐのひと言。
「至福の時間だった」
と、溢れんばかりの笑顔で話してくださいました。
曇った表情からのこの笑顔、みなさんにお見せしたいくらい
キラキラしてるのです。
…私の文章では、伝わらない…
患者さまは、なかなか楽しみが持ちにくい、楽しめない状況。
その中で、「至福の時間」を持ってもらえることは、
素晴らしいことだと思うのです。
生きる楽しみとなって頂けたらと思うのです。
アロマトリートメント、リラクゼーションだけでなくて
患者さまの希望や力となれるよう、ケアとして関わっていけたらと思うのです。