ナーシングローズは、プロボノとしても活動します。
で、プロボノって何?
ですよね、きっと。
プロボノとは、ラテン語で「公共善のために」を意味する 「pro bono publice」 の略です。
各分野の専門家が、自分の専門知識や経験を生かして社会貢献する活動を指します。
↓こちらのサイトが、分かりやすいかと思います。
https://nomad-journal.jp/archives/5527
プロボノ活動するとは言っても、何をどうするとか決まっているわけではありません。
今行っている、三原船木での被災地ボランティア活動の延長上にある。
といった感じです。
ナーシングローズがプロボノとして専門性を発揮できるのは、
看護師、介護士をはじめとして医療従事者であること。
ボランティア活動をするときに、何か医療行為をするというわけではありません。
勝手に医療行為を行うのは、違法ですからね。
何が専門性かというと?
ボランティア活動を続けてみて思ったこと。
看護や介護の目線で見れるというのが、大事なんじゃないかなと。
何が困ってるか?というところを気にしながら、声かけできたり、
ちょっと一緒に行動できたり。
例えば、避難所で清潔・衛生に気をつけましょう。
と言われたときどうでしょう?
そんなん言葉じゃ分かるけど・・・
今ここで何ができるんだろう?って、避難してた方は戸惑いがありました。
そんな時、使い捨ての体拭きシートや歯ブラシがあったら、
支援物資の山の中から提供できるようにできます。
直接、避難されてる方に渡せれたらそれはそれでよいです。
でも、目先の飲食のことが先にあるので、衛生面のことは二の次になってることもありました。
だから、支援物資をみなさんの分かるところに置いたり、
説明をつけたりしました。
特に災害急性期では、被災された方はいろいろ考える余裕はないです。
なので、ちょっとした配慮で分かりやすく気を配ることが大切でした。
支援物資の整理 という活動をするときにも、看護・介護の目線で活動ができるのです。
そして、災害急性期、慢性期を継続して関わってきて思うこと。
人との距離感、関わり方が上手です!
声のかけ方、話し方、話しかけ方などがね。
そして、そっと寄り添ってます。
そこは、日頃患者さんや高齢者、ご家族など人と関わるお仕事をされてる
賜物でしょうね。
プロボノとして何ができる?
ヴァージニア・ヘンダーソンの看護の基本となるものから考えると、看護って(多分介護もではないかな?)すごく特別なことではないと思うのです。
本来、普通にできることができないとき、手助けできることではないかと思うのです。お母さん的な部分でもあると思います。
そんな目線を専門性として、活動できたらと思っています。
とはいえ、被災地ボランティア活動が多いなら
災害が起こらないのが一番ですが。
看護の基本となるものを載せてみました。
参考までに。
ひと年とって改めて読んでみると、奥が深いな~と思いません?
基本的看護の構成要素
1.患者の呼吸を助ける
2.患者の飲食を助ける
3.患者の排泄を助ける
4.歩行時および坐位、臥位に際して患者が望ましい姿勢を保持するよう助け る。また患者がひとつの体位からほかの体位へと身体を動かすのを助ける
5.患者の休息と睡眠を助ける
6.患者が衣類を選択し、着たり脱いだりするのを助ける
7.患者が体温を正常範囲内に保つのを助ける
8.患者が身体を清潔に保ち、身だしなみよく、また皮膚を保護するのを助ける
9.患者が環境の危険を避けるのを助ける。また感染や暴力など、特定の患者がもたらすかもしれない危険から他の者を守る
10.患者が他者に意思を伝達し、自分の欲求や気持ちを表現するのを助ける
11.患者が自分の信仰を実践する、あるいは自分の善悪の考え方に従って行動するのを助ける
12.患者の生産的な活動あるいは職業を助ける
13.患者のレクリエーション活動を助ける
14.患者が学習するのを助ける